ジャンプの疑問

『少年ジャンプ+』はどんなアプリ?良いところ、ダメなところを解説。

うーん、うーん・・・。

ジャン男
ジャン子

1時間くらいずっと唸っているけど、どうしたの?

『少年ジャンプ+』をダウンロードするか迷ってて・・どんなアプリだろう・・。

ジャン男
ジャン子

確かに、どんなアプリかわからずにダウンロードするのって不安よね・・・。


現在、集英社の漫画アプリとして、リリースされている『少年ジャンプ+』

中には、とりあえずダウンロードをしたものの、活用していない方もいることだろう。


それでは、実にもったいない


このアプリは、週刊少年ジャンプの電子版が読めるほか、活用次第によって、様々な漫画を無料で読むことができ、さらには、次世代の新人スターまで見つけることができるすごいアプリなのである。

今回は、そんな『少年ジャンプ+』について解説!

ダウンロードをするか迷っている方は、是非とも参考にして頂きたい。


まさに”ネットの増刊号”『少年ジャンプ+』

少年ジャンプ+ 人気漫画が読める雑誌アプリ

少年ジャンプ+ 人気漫画が読める雑誌アプリ

SHUEISHA Inc.無料posted withアプリーチ


2014年9月からサービスを開始され、”週刊少年ジャンプ”電子版やオリジナル作品を配信するアプリ。

以前は「ジャンプLIVE」という名前で、同様のサービスを提供していたのだが、当時、漫画アプリが大量に出てきたタイミングに乗っかるような形だったため、まだまだ不慣れな箇所が多く、問題が多いアプリであった。

そのため、わずか1年余りで配信を停止し、その反省を踏まえ、リニューアルされたのがこの「少年ジャンプ+」である。

毎日無料でオリジナル漫画などを配信しており、「月曜日は週刊少年ジャンプ本誌を読んで楽しみ、その他の曜日は、この『ジャンプ+』の配信で楽しんでもらう」ということを目標としている。

読者層は本誌より高めに設定しており、ジャンルにとらわれず幅広い種類のオリジナル漫画を連載し、人気を博している。


大きな特徴は以下

更新時期・価格・総DL数

更新時期:毎日

価格:基本無料

読者層:20~30代のジャンプ卒業組

総DL数:1000万DLを突破


ジャンプ本誌がPC・スマホで読める


やはり、これが一番大きなポイントといっていいだろう。

週刊少年ジャンプが毎週アプリで読めるのだ。

ジャンプを毎週買っているといつの間にか部屋に山積みになっていて、場所を取るし、捨てるのも面倒・・という方も多いはず。

それが、このアプリを使えばすぐに解決、いつでもどこでも好きな場所でジャンプを読むことができるのである。

時間帯は定かではないが、本誌の発売と同じ月曜日に配信されるのもありがたい。


紙で買うよりお得


2022年の時点で単合購入は290円、定期購読は980円(紙は定価290円×平均4週分=平均1160円)。

つまり、定期購読の場合は180円/月のお得なのだ。(合併号の場合は除く)

さらには、定期購読者限定特典なども用意されている。

なお、定期購読者は本誌の増刊号である「ジャンプGIGA」も無料で読むことができるのも嬉しい。

また、最新号が発売日に自動でマイページに追加されるので買い逃しの心配はなく、購入号は、無期限で読み返すことができる。


「少年ジャンプ+」のオリジナル作品を読むことができる


このアプリでしか読めない作品も数多くあるのも特徴のひとつだろう。

連載作品は週刊・隔週刊・月刊などそれぞれのペースで更新され、連載作家は元WJ作家や他誌でデビューした作家、新人作家など。

本誌よりも規制が緩く、読者層も高めに設定してあるため、今までになかったような挑戦的な作品が多い印象。


オリジナル作品は最新話から直近の4~5話は無料で読むことができるが、それ以外は”コイン”(つまり有料)が必要になるため、お気に入りの作品は欠かさず毎週チェックしておいたほうがいいだろう。

(※2019年、アプリをインストール後、オリジナル作品を1回限り全話無料で閲覧できるようにリニューアルされた)

ちなみに現在、レジェンド作品(過去にジャンプで連載していた作品)、スピンオフ作品とオリジナル作品を合わせると、毎週120作品以上もの漫画が更新されている。


主なオリジナル作品

  • 怪獣8号
  • 地獄楽
  • 姫様"拷問"の時間です
  • SPY×FAMILY
  • チェンソーマン2部
  • 2.5次元の誘惑
  • 忘却バッテリー

・・・など


スピンオフ作品(過去作含む)

  • れっつ!ハイキュー!?
  • 僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!!
  • 黒子のバスケ Replace PLUS
  • 食戟のソーマ L'etoile-エトワール-
  • ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-

・・・・など


レジェンド作品

  • ドラゴンボール
  • キン肉マン
  • ヒカルの碁
  • ろくでなしBLUES
  • るろうに剣心
  • 幽遊白書

・・・・など


出典:「ダンダダン」コミックス1巻より


お気に入りの新人を見つけよう!ジャンプルーキー


この『少年ジャンプ+』の新たな試みとして始まったのが『ジャンプルーキー』というコンテンツ。

ジャンプ編集部が”デジタル媒体でしか発掘できない才能を見つけ出そう”という目的のもと作り出されたもので、利用規約を守り、漫画の体裁が保たれていれば、ウェブブラウザを通じていつでも誰でもオリジナル漫画を投稿・公開できるというジャンプの投稿漫画サービスだ。

こちらはすべて無料で読むことができ、お気に入りの新人を見つけたら「いいジャン」ボタンで応援ができる。


また広告収入は100%還元されるなど、新人作家にもしっかりと報酬が支払われているのも素晴らしいところだ。

正直なところ、粗削りの作品が多いのだが、ここでの人気次第では「少年ジャンプ+」や増刊号、はたまた本誌への連載とステップアップすることができるため、まだ見ぬ次世代のスターを自分で探すのも面白いだろう。


ココがポイント

  • 少年ジャンプの電子版がお得に読める
  • オリジナル作品が豊富に連載
  • 過去の名作も読める
  • まだ見ぬ新人を探せる


ここがダメだよ『少年ジャンプ+』

なるほど!素晴らしいアプリだ!さっそく、ダウンロードっと・・・

ジャン男
ジャン子

ちょっと、まってまって!

え?な、なに?

ジャン男
ジャン子

確かに素晴らしアプリなんだけど、欠点もあるから、そこも知っておきましょう!


週刊少年ジャンプの電子版の弱点

週刊少年ジャンプの電子版だが、付録などが付いてこない点には注意が必要だ。

また、有名人広告などは諸事情により黒塗りやカットされており、100%紙と同じように楽しむことはできないだろう。



無料で一気読みができない

「〇〇話まで無料」「〇巻まで無料」といったイベントが度々やっているのだが、他の漫画アプリでは、よく目にする”無料で全巻一気読み!”といったイベントがほとんど開催されない。

開催されたとしても微妙なもの・・・。


毎日もらえるコインが少ない

漫画のバックナンバーを読むのに必要となってくる”コイン”。

毎日のログインでジャンケンゲームをすることでもらえるのだが、絶望的に少ない。

現在、最大で40コイン程度となっている。



漫画のバックナンバーを読むのに1話30コインほどかかるので、無料では1日1話を読むのがやっとだろう。

そうなると、”コイン”を購入するために”課金”が必要となってくる。

購入金額が多ければ多いほどボーナスコインが付くが、大体1コイン=1円。

課金のほかには、特定のアプリをダウンロードしたり、特定サイトの月額会員になれば、”コイン”を得ることも可能だが・・・。



無料でコインを得るには、ハードルは高めか?


ボリュームがありすぎて、追いつけない

とにかくこの『少年ジャンプ+』はコンテンツが盛りだくさん。

もちろんありがたいことではあるのだが、週刊少年ジャンプの電子版配信に加え、毎週120作品以上の漫画更新、過去作、さらにはジャンプルーキーの更新までもあるので、全部の漫画を追うのはほぼ不可能。

もっと言うと、エッセイ漫画を掲載している『ジャンプ+α』、投稿型のコンテンツ『ジャンプラ大喜利』、コインをもらうための『ジャンケンゲーム』・・・と十分すぎるほどのボリュームだ。

それゆえに、情報が多すぎて、何から手をつければいいのか、特にこれからアプリを始めるという人にはとてもわかり難いのが痛い。

これは「ジャンプLIVE」のときから言われてたことなのだが・・・・。


最後に・・・

以上、『少年ジャンプ+』の解説であった。

とにかくこのアプリは「ボリュームが多い」の一言に尽きる。

ボリュームがあるがゆえに、どこに何があるのかわかりにくく、コンテンツが埋もれてしまっているのが現状だ。


楽しみ方ととしては、”全部を楽しもう”と思うとなかなかの難しさなので、「この漫画とこの漫画だけ読もう」だとか「少年ジャンプの電子版だけのために利用しよう」だとか、目的をある程度決めたほうが使いやすいだろう。

「ジャンプルーキー」は個別でアプリになっているので、完全に切り離してもいいと思うが・・・・。

やはり知名度の問題なのか、「少年ジャンプ+」のコンテンツの一部となっているのが、余計ゴチャ付きを増しているようにも思える。

今後も色々な試みがありそうなので、もっとコンテンツは増えていきそうだ。

そうなったときに、見やすさ、使いやすさの向上は今以上に課題となっていくだろう。






-ジャンプの疑問