ねえねえ、ちょっと聞いてよ!
なに、一体どしたのよ?
この間、古書店に行ったら昔のジャンプにすごい値段が付いてたんだよ!
そうね、中にはすごい高額で売買されているジャンプもあるのよね!
一体、なんであんな高額に・・・不思議だなあ。
じゃあ、今日はそんなアンタのために高額売買されているジャンプを紹介してあげるわね!
1968年の発刊から現在まで数多くの号が発売されてきた『週刊少年ジャンプ』
中にはビックリするほどの高額な値段がついているものも・・・!?
今回は、そんな『高額な値段』がついているジャンプを理由と共に紹介!
増刊号などは含めていません。
値段はネットショップや店舗などで売られている価格帯の平均であり、商品状態により大幅に上下します。
今回、紹介しているものは一部のものです。
プレミアがついている『週刊少年ジャンプ』一覧
1996年27号 価格:4000~5000円
プレミア価格の理由は?
大人気の『スラムダンク』が表紙ということもあるが、その『スラムダンク』の最終話が掲載されたのがこの『1996年27号』だったこともあり、プレミア価格に。
1983年5・6号 価格:4000~5000円
プレミア価格の理由は?
1980年代から1990年代までお正月の恒例となっていたジャンプ作家の集合表紙。
このジャンプ作家の表紙シリーズは人気が高く、他のものも高額で売買されているのだが、特にこの『1983年5・6号』は『電影少女』や『I`s』で有名な桂正和先生の連載デビュー作・『ウイングマン』の連載開始号でもあるため、その分もプラスされてのプレミア価格となっているようだ。
1994年19号 価格:4000~5000円
プレミア価格の理由は?
『るろうに剣心』の連載開始号のためにプレミア価格となっている。
後に大人気にとなる漫画の”連載開始号”であったり、”人気漫画が飾った表紙”が、数年後、数十年後にプレミアが付く傾向がある。
1995年25号 価格:4000~5000円
プレミア価格の理由は?
『ドラゴンボール』の最終話が掲載されているために、プレミア価格となっている。
表紙を飾っていなかったこともあり、そこまで価格は高騰していない。
1978年52号 価格:4000~5000円
プレミア価格の理由は?
『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』でお馴染みの鳥山明先生のデビュー作である『ワンダーアイランド』が掲載されているため、プレミアがついてる。
この『ワンダーアイランド』自体は『鳥山明○作劇場 1』に収録されており、現在では電子書籍化もされているため、簡単に読むことができる状態となっている。
ちなみに、掲載デビューを飾ったこの号の巻末では「アメリカンコミックのすきなパチンコ狂。とんでるディスコボーイをヨロシク!」とのコメントを載せている。
1998年9号 価格:4000~5000円
プレミア価格の理由は?
『スラムダンク』の井上雄彦先生の読み切り『ピアス』が掲載されている。
単行本などには未だに未収録となっており、このジャンプでしか読めないためプレミア価格となっている。
『週刊ヤングジャンプ』2001年49号に再掲載されたが、そちらもプレミアがついている。
1998年14号 価格:4000~5000円
プレミア価格の理由は?
冨樫義博先生の『HUNTER×HUNTER』の連載開始号であるため、ここまでのプレミアがついているよう。
一応、”連載20周年”を超えたようだ。
1979年39号 価格:5000~7000円
プレミア価格の理由は?
『銀牙 -流れ星 銀-』でお馴染みの高橋よしひろ先生の『悪たれ巨人』の連載開始号に加え、人気の高い『キン肉マン』が表紙を飾っているため、ここまでのプレミア価格となっているようだ。
ちなみに、高橋よしひろ先生はこの当時、『月刊少年ジャンプ』にも『白い戦士ヤマト』という漫画を連載しており、2つの雑誌で連載を持っていた。
1984年50号 価格:5000~7000円
プレミア価格の理由は?
『キン肉マン』が表紙ということもあるが、次号より『ドラゴンボール』の連載が開始されるため、次号予告に『ドラゴンボール』のブルマのイラストが掲載されている。
自分が知る限り、単行本やイラスト集などにも”未収録のカット”となっており、このジャンプでしか見ることができない貴重なイラストである。
そんなこともあってか、ここまで価格が高騰しているのであろうと考えられる。
2001年36・37号 価格:5000~7000円
プレミア価格の理由は?
後に大人気漫画となる『BLEACH』の連載開始号のためにプレミアが付いている。
この号には『遊☆戯☆王』のカード”アポピスの化身”が付録として付いているのだが、この付録があるかないかでも多少価格が変わってくるようだ。
1972年41号 価格:5000~7000円
プレミア価格の理由は?
本宮ひろ志先生の大人気漫画『男一匹ガキ大将』が表紙であることと、次号より連載が開始される『マジンガーZ』の”予告カット”が掲載されているためのプレミア価格だと思われる。
1976年29号 価格:6000~8000円
プレミア価格の理由は?
秋本治先生の以前のペンネームである”山止たつひこ”名義で掲載された『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の読み切り版が掲載されているため、プレミア価格となっている。
吉沢やすみ先生の『べらんめえホームズ』の連載開始号でもあるため、その分も多少は加味されているものと思われる。
1984年35号 価格:6000~8000円
プレミア価格の理由は?
「キン肉マンの素顔って・・・だったの!?その素顔を、な・・・なんとNo.35で初公開する!!」という煽りがついたジャンプの次号予告をムック本であった”キン肉マン熱闘スペシャル”に掲載し、この号はハードルを上げに上げた状態で発売された。
結果的に素顔は明かされることがなかったのだが、この号の付録であった”『キン肉マン』素顔のポスター”と裏面の読者から募集され、次の「王位争奪編」で活躍する超人たちが掲載されていたことが、資料的に価値の高いものであったことが要因か。
2004年2号 価格:6000~8000円
プレミア価格の理由は?
連載終了後も根強いファンが多い大人気漫画『銀魂』の連載開始号のため、プレミア価格となっている。
1990年51号 価格:6000~8000円
プレミア価格の理由は?
『幽遊白書』の連載開始号のため、プレミア価格となっている。
1996年41号 価格:8000~10000円
プレミア価格の理由は?
『すごいよ!!マサルさん』が表紙のため・・・ではなく、『ONE PIECE』のプロトタイプである尾田栄一郎先生の読み切り『ROMANCE DAWN』が掲載されている貴重な号となっているためのプレミア価格である。
なお、漫画自体であれば、尾田栄一郎短編集『WANTED!』に収録され、購入すれば誰でも読める状態となっている。
1983年41号 価格:8000~10000円
プレミア価格の理由は?
『北斗の拳』の連載開始号のため、プレミア価格となっている。
「一九九×年、世界は核の炎につつまれた!!」という衝撃的なスタートであった。
1985年13号 価格:8000~10000円
プレミア価格の理由は?
『シティハンター』の連載開始号のため、プレミア価格となってる。
付録に『ドラゴンボール』と『キン肉マン』のポスターがあるため、その分も上乗せか?
1986年1・2号 価格:8000~10000円
プレミア価格の理由は?
『聖闘士星矢』の連載開始号のため、プレミア価格となっている。
1990年42号 価格:10000~12000円
プレミア価格の理由は?
国民的大人気バスケ漫画『スラムダンク』連載開始号のため、プレミア価格となっている。
1979年22号 価格:12000~14000円
プレミア価格の理由は?
『キン肉マン』の連載開始号のため、プレミア価格となっている。
初期のカラー設定が”緑”であるのがわかる貴重なカラーイラストでもある。
”緑”の理由は、細かい指示を出さすに外部のイラストレーターに委託したためだそうだ。
1972年34・35号 価格:25000~35000円
プレミア価格の理由は?
手塚治虫のライオンブックシリーズ『泥だらけの行進』が掲載されている。
現在でも単行本に未収録となっており、プレミア価格となっている。
単行本未収録の理由としては”差別用語”が多く使用されていることが理由である。
なお、ジャンプの表紙、目次などでは『どろまみれの行進』と表記されており、タイトルのみ先出しをして修正が間に合わなかったのが伺える。
1987年1・2号 価格:15000~17000円
プレミア価格の理由は?
『ジョジョの奇妙な冒険』の連載開始号のため、プレミア価格となっている。
2017年に発売された『週刊少年ジャンプ復刻版』にラインナップされたが、価格が落ちることがなかった。
ジョジョシリーズでは、特に人気のある”第3部”、”第4部”が表紙を飾ったジャンプは、比較的にプレミアがついている。
1999年43号 価格:15000~25000円
プレミア価格の理由は?
『NARUTO』の連載開始号のため、プレミア価格となっている。
NARUTOは海外でも人気が高いため、価格が高騰している。
1997年34号 価格:70000~100000円
プレミア価格の理由は?
『ONE PIECE』の連載開始号のため、プレミア価格となっている。
古書店などでも、状態の良し悪し関係なく、売りに出されている機会がほとんどない。
こちらもジョジョ同様に『週刊少年ジャンプ復刻版』にラインナップされていたものの、値段が下がることはなかった。
1984年51号 価格:70000~100000円
プレミア価格の理由は?
世界的な人気を誇る『ドラゴンボール』の連載開始号のため、プレミア価格となっている。
人気のためか、ほとんど市場に出回ることがなく、古書店などでもガラスケースに入って販売されているほどのレアリティである。
状態次第ではあるが、美品ともなると7~8万円で売られている。
1968年1号(創刊号) 価格:70000~100000円
プレミア価格の理由は?
週刊少年ジャンプの創刊号。
当時はまだ週刊誌ではなかったため、『少年ジャンプ』という名前であった。
『週刊少年ジャンプ復刻版』にラインナップされたが、価格は落ちることなく状態によっては10万円ほどで売られている。
50年前のものであることから、保存状態が良いものは限りなく少ない。
最後に・・・
以上、『プレミアがついている週刊少年ジャンプ一覧 』であった。
プレミアが付くものの条件としては、やはり現在、人気のある漫画の”連載開始号”ということがあるようだ。
ジャンプを処分する際には、漫画の”連載開始号”のみでも手元に残してみてもいいだろう。
もしかすると、その漫画が大人気となり、数年後、数十年後にとんでもないプレミアが付く可能性も。
ただ、現在発売されている『週刊少年ジャンプ』は、電子版としても配信されているため、今回、紹介したような価格にまで跳ね上がるまでにはならないか・・・?